表情
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「頭ん中で想ってるだけじゃ伝わるわけないだろ? 言わなきゃわかんないし。 それに、もし言わずに伝わっていたとしても、ちゃんと口で伝えて欲しいこともあるんだよ。 そのことが相手にとって大切なであればあるほど」 「…」 「まあ俺はそれが出来なくて、最低なことやった馬鹿なんだけど」 「そうですね」 目を伏せて応える真を、守口はぼんやりと眺めた。
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