邂逅

8/26
前へ
/220ページ
次へ
「あの日、俺は家族で君の家の近くを通りがかった。 父さんがはじめに車から降りて様子を見に行ったんだ。 母さんと俺も見に行ったよ。 すごく火の回りが速くて、あまり近付けなかった。 でも、俺が2階の窓にいる男の子を見つけたんだ」 息がうまく出来ない。 まるで全力疾走してるみたいだ。 冷や汗がすっと首をつたる。 気持ち悪い。 朔耶は話し続ける。 あの日が蘇る…―――――
/220ページ

最初のコメントを投稿しよう!

550人が本棚に入れています
本棚に追加