*いち

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  ――――――――― ――――― 「…馬鹿なの?」 「えぇ!?」 何でそうなんの!? 帰り道。 早速あの女の子の話を明仁にしたら、聞き終わった瞬間呆れ顔でこの一言。 いや、むしろ浦和さんにも失礼だからね? 「まず浦和さんのこと今まで知らなかったとかありえないから。」 お前本当に男なの? なんて、冷たい視線を向けてくる明仁。 「そんな有名なの?確かに美人だと思うけど…」 「俺は興味ないけど、みんなよく騒いでんじゃん?」 「…そうゆう話適当にしか聞いてないから分かんないや。」 そんなことより明仁が、俺は興味ない。って言ったことが密かに嬉しかったり。 まぁ、そんな気持ちは表に出さないように… 「何にやけてんの。」 ば、ばれちゃってるううう!? 「にやけてない。断じてにやけてない。」 「…浦和さんのことでも考えてんの?」 「へ?あ、あぁ!ばれちゃった?」 焦ったけど、明仁がいい感じに誤解してくれたから、助かりました。  
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