修学旅行

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「そうそう。だから遠慮なんかするな」 「うん。ありがとう//」 うん。日向は素直だな。 俺は隣に座る日向の頭を優しく撫でた。 「ふみゅ//」 日向は目を細めて、気持ちよさそうにした。 「なぁ、前から思ってたけど、頭撫でられるのって、そんなに気持ちいいか?」 「うん。ゆうやに撫でてもらうと何か落ち着くんだぁ//」 日向は甘えるように俺の肩に頭を乗せた。 もう完全に甘えん坊だな。 「だったらずっと撫でててやるよ」 俺は再び日向の頭に手を置き、優しく撫でた。 「はぅぅ//」 よし。ついでに膝の上に乗せよう。 「日向」 「う? わっ//」 日向を抱き上げ、膝の上に乗せると、一瞬びっくりしたような表情になったが、直ぐに大人しくなった。
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