修学旅行

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・・・・うん、確かに怖かった。 日向が泣くのも無理はないな。 と言うか、何で旅館のトイレに般若のお面が飾られてるんだ? 「うぅ・・・・何かもうやだぁ・・・・」 日向がトイレがら出てきて、洗面所で手を洗いながら呟いた。 「大丈夫だよ。俺がいるだろ?」 鏡越しに涙目になっているのがわかり、日向を抱き上げ、背中をトントンと叩いた。 「うん//」 「よし。戻るぞ」 「このままでいいの?//」 俺は全然構わないけど。 「日向は嫌か?」 「ううん。このままがいい//」 「ん、わかった」 日向を抱っこしたまま部屋に戻り、窓際に設置されている椅子に座った。 「・・・・スゥー・・・・スゥー・・・・」 寝たか。まぁさっきのも含めて今日一日色々あったから疲れたんだろうな。 それにしても・・・・
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