修学旅行

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「・・・・スゥ-・・・・スゥ-・・・・」 風呂から上がり、パジャマのボタンを留めている途中で日向は寝てしまった。 俺は日向のパジャマのボタンを最後まで留め、抱っこで部屋まで運び、何も敷いてない所に一旦寝かせた。 「今布団敷くからちょっと待っててな」 優しく頭を撫で、押し入れに入っている布団を一セット取り出し、一番奥に敷き再び日向を抱き上げ、布団に寝かした。 「おやすみ日向」 眠っている日向に声を掛け、全員分の布団を敷き、窓際の椅子に座り他のメンバーが戻るまで、何冊か持ってきている本を読む事にした。 それから少しして、女子グループが戻って来た。 「あ、布団敷いておいてくれたんだ」 「あぁ、うん」 俺は本を閉じ、女子グループに目を向け、答えた。 「ありがとう!」 「どういたしまして」
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