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「ひーちゃん。ただいま」
少しの間、日向を抱きしめていると、買い物に行っていた雪さんが入ってきた。
「あ、雪お姉ちゃん」
「お邪魔してます」
「ふふ。ひーちゃんは本当悠哉君にだと甘えん坊になるんだね」
俺の膝の上に座っている日向をみて、そんな事を言った。
「だって今怖い映画見てたから・・・・///」
まぁホラー映画見てたのも事実だけど、日向が甘えん坊だっていうのも事実だよな。
今だって雪さんが見てるのに離れようともしないし。
「ふふ。おやつにケーキ買ってきたから皆で食べよ?」
「・・・・ケーキ?」
「ケーキ。悠哉君の分もあるから、早く降りてきてね」
「あ、はい。ありがとうございます」
「ゆうやっ。早く行こ!」
ついさっきまで泣いてたのに、元気だな。
「ゆうや?」
「何でもないよ。行こうか」
日向を抱き上げ、雪さん達が待つリビングに向かった。
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