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それからだいたい30分程たって、漸く動きだし、無事に降りることが出来た。
俺は日向を抱っこしたまま、急いで集合場所に戻って、先生に理由を説明し、何とか怒られずにすんだ。
そして、直ぐにバスに乗り、走り出した。
「ふぅ・・・・」
最後のアクシデントのお陰で流石に疲れたな。
「日向、大丈夫か?」
さっきから全然喋らないし。
「・・・・スゥ-・・・・スゥ-・・・・」
やっぱり寝てたのか。
まぁ無理もないか。あんな怖い思いもしたし、多分泣き疲れたんだろうな。
これがトラウマにならないといいけど。
膝の上で、服の裾をぎゅっと掴み可愛らしい寝息をたてて眠る日向の頭を優しく撫でた。
「・・・・んゅ・・・・//」
やっぱり可愛いよな。
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