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一時間程バスに揺られ、学校近くの何時もの郵便局前に停まった。
日向は起きる様子もないな。イベント事の帰りは何時も疲れて寝ちゃうんだよ。
けどまぁ、今日は特に仕方ないよな。
いつも通り日向を抱き上げ、バスを降りて、日向の家を目指した。
「・・・・ん・・・・ゆう・・・・や・・・・」
「起きたのか?」
「・・・・ゆうや・・・・どこ・・・・?」
「俺ならここに居るよ」
耳元でそっと囁き、優しく頭を撫でた。
「えへへぇ// ・・・・スゥ-・・・・スゥ-・・・・」
「はは。本当日向は変わらないよな」
何時までたっても甘えん坊で泣きむしで、寂しがり屋で。
そのくせ人見知りが激しいから学校でも俺としか話さないし。
けどまぁ、俺も日向と居る時が一番楽しいんだよな。
今も俺の出てる夢を見てるのか?
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