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「悠哉も緊張してるの?」
「うん。ちょっとな」
俺がそう返すと、日向はその小さな手で俺の頭を撫でた。
「日向?」
「えへへぇ。これで大丈夫//」
そうか。日向は俺の緊張をとろうとしてくれたんだ。
「ありがとう日向」
「緊張とれた?」
「うん。日向のおかげだよ」
「よかったぁ//」
そう言い、照れたような笑みを見せてくれた。
後でいっぱい頭を撫でてやろう。
「原田悠哉」
そうこうしている内にとうとう呼ばれてしまった。
「はいっ!」
「悠哉、かんばれ!」
日向のエールを背に受け、舞台に足を向けた。
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