小学校卒業

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日向の部屋に戻って、日向はDVDをセットし始め、俺はベッドを背もたれにして座った。 「これでよし」 セットが終わったのか、リモコンを持って、俺の側まで来ると、そのまま古座をかいている上に座った。 「日向?」 「ここが一番落ち着くから//」 「そうか」 俺は日向を優しく抱きしめた。 「じゃ、じゃぁ再生するね///」 日向は顔を赤くしながら、リモコンの再生ボタンを押した。 「・・・・グスッ・・・・ヒクッ・・・・」 全く。結局泣いてるじゃないか。 「ゆうやぁ・・・・」 「ん?」 「いいお話だったね」 「そうだな」 ポロポロと涙を流している日向の頭を優しく撫でると、俺の服の裾をぎゅっと掴んで顔を埋めた。
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