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えっと、俺のクラスは・・・・
「あ、日向の名前あったぞ」
順番に探していると、先に日向の名前を見つけた。
「え、なん組?」
「日向は五組」
さて、俺は・・・・
五組の名簿を順番に見ていくと、真ん中より少し後ろで自分の名前を見つけた。
これでまた日向と同じクラスだな。
よかった。
「ゆうやは?」
隣を見てみると、不安そうな表情を浮かべた日向が俺を見ていた。
「俺も日向と同じ五組だったよ」
そう答えて頭を撫でると、安心したのか嬉しそうな表情になった。
「悠哉と同じクラスでよかった!」
「俺も日向と同じクラスで嬉しいよ」
「二人も五組なの?」
「ん?」
声のする方を見ると、女の子二人が立っていた。
「そうだけど。そっちの二人も?」
「うん。よろしくねっ!」
「よろしく。とりあえず教室行かないか?」
俺の後ろに隠れている日向の頭をクシャっと撫でながら言った。
「あ、そうだね」
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