中学校入学

11/32
前へ
/427ページ
次へ
「悠哉、ひな君ちゃんと送ってあげなさいよ」 「わかってるよ」 日向みたいな小さくて可愛い子を一人で帰す訳にはいかないしな。 「あ、その前に僕着替えないと」 そういえば俺の服着てたんだよな。 「いいよ。そのままで」 「え・・・・でも」 「制服はシワにならないように運ぶから大丈夫だよ」 「制服もだけど・・・・この服はどうするの?」 「その服は今度日向の家に行った時にでも持って帰るよ」 「・・・・ありがとう//」 「どういたしまして」 俺は一旦部屋に戻り、クローゼットに掛けてある日向の制服を取り、リビングに戻った。 「じゃぁ日向送って来るから」 「お邪魔しました!」 「ふふ。また来てね!」 「うんっ!」 あ、俺は無視か。 まぁいいけど。 俺たちは家を出て、日向の家を目指して歩き出した。
/427ページ

最初のコメントを投稿しよう!

128人が本棚に入れています
本棚に追加