中学校入学

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それから一週間が経ち、俺たちはあの二人とは随分仲が良くなり、今では皆下の名前で呼ぶまでになった。 日向もこの二人、特に楓に随分なついいてるみたいで、俺としても嬉しい限りだ。 そして明日は、この間約束していた日向が泊まりに来る日なんだけど、さっきから後ろの席で授業を受けてる日向の様子がおかしい。 顔が赤いし、少し息が荒い気がする。 そんな事を思っていると、チャイムが鳴った。 先生に挨拶した後、直ぐに後ろに向き日向の様子を伺った。 「日向具合悪そうだけど、大丈夫か?」 「え、ひー君具合悪いの?」 「・・・・ひな・・・・大丈夫・・・・?」 「う、うん・・・ちょっと頭くらくらするだけ・・・・」 くらくらって・・・・熱あるんじゃないか? 「日向、ちょっとこっちおいで」 「ひょわっ///」 日向を自分の側まで引き寄せて、自分のおでこと日向のおでこをつけた。
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