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その後、少しのんびりしていると、丁度いい時間になった。
「日向。そろそろ行こうか?」
「うんっ!」
「じゃぁ雪さん。行ってきます」
「行ってきまぁす!」
「待って二人とも」
靴を履き、家を出ようとすると、雪さんに止められた。
「はい、これ」
と、小さめの、包みと水筒を渡された。
「雪お姉ちゃん、これ何?」
「今日のお昼ご飯」
あぁ・・・・今日の昼御飯は持参だったな。すっかり忘れてた。
「簡単なものってプリントに書いてあったから、おにぎりと、ちょっとだけおかずが入ってるから」
「ありがとう!」
「すいません。俺の分まで作ってもらって」
「いいのいいの。ひーちゃんをよろしくね?」
「はい、任せて下さい!」
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