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「じゃぁ帰るかな」
「あら、もう帰るの?」
「はい。説明しに来ただけですから」
「ゆうや、帰っちゃうの?」
日向は少し涙目になりながら言った。
「泊まって行けばいいじゃない」
雪さんまで・・・・
「でも、着替えとかないですよ?」
「あるわよ。ほら、このジャージ悠哉君のでしょ?」
そう言って見せてきたのは、俺が日向に貸したジャージ。
それは俺の鞄の中に入ってるはず・・・・
「日向、どういう事だ?」
「あぅ・・・・だって、洗わないで返すの悪いし・・・・」
そう言うと、俯いてしまった。
そんな事、気にしないって言ったのに。
と言うか、俺が怒ってると思ってるのか?
「そっか。ありがとう」
「・・・・!・・・・うんっ//」
日向は俯いていた顔をあげ、少し赤くした。
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