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その後母さんも風呂から出てきて、四人でテレビを見ていると、眠いのか日向が何度も欠伸をしたり目を擦ったりしていた。
「日向、眠いか?」
「う・・・・だいじょーぶ」
大丈夫じゃないな・・・・本当は眠いくせに。
「じゃぁ俺はもう寝るけど、日向は起きてるか?」
「うぅ・・・・」
「ほら。抱っこで部屋まで連れて行ってやるから、日向も寝よ?」
「・・・・うん//」
少し考えた後、小さく返事をして、体の向きをテレビから、俺の胸元に変えて、首に手を回してきた。
「よしよし。ちゃんと掴まってろよ?」
「うんっ//」
その瞬間首に回していた日向の手がほんの少しだけ強まった。
「じゃぁ母さん、雪さん。おやすみ」
「おやすみっ・・・・//」
「えぇ。おやすみ」
「おやすみ。ひーちゃん、悠哉君」
二人の返事を聞いた後、日向を落とさないようにしっかり抱き上げて、部屋に向かった。
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