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大切なものだった。
許してはくれないよね。
あたしから壊したのだから。
お互いが幼すぎたのよ。
未来の幸せ、願っていたのに。
過去に戻れるなら、そこにあるもの。ちゃんと離さないで。
此処にはないのよ。
誰も愛してくれない、
誰も認めてくれない。
此処に存在してるのに。
誰にも必要とされないのだから。
罪を償おうとしても、此処にはあなたはいない。
失くしてみなきゃ、分からない。
その存在の大きさ。
そこに、あなたがいた。
此処には、誰もいない。
巡り合えた時、じゃれあう子犬のように。
あの時のまま、変わらずにいたいよ。
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