2015人が本棚に入れています
本棚に追加
/783ページ
アルドルフ「何ニヤニヤしてんでしょうねぇ? いい策でも浮かびました?」
フウンの様子をニヤニヤしながら見つめるアルドルフ。
フウン「いえ、そのにやけ面をぶっ潰す所を想像していたら失笑してしまいました」
フウンは2、3度よろめきながらも立ち上がり、そして腰に挿してあった短刀を引き抜いた。
アルドルフ「あンの~刃じゃモノは潰せないと思うのですが?」
フウン「うっせーですね。細かい事気にすんじゃねーです」
レン「いやそれよりフウンちゃん、そんなフラフラな状態で戦うなんて無茶だよ。ここは僕が――」
フウン「ガリクソン一人で戦うのも十二兆分に無茶です。だいたい某には勝機がちゃんとありますよ」
その言葉を聞いて、アルドルフは顎に手を当てて目を細める。
アルドルフ「興味深いですねぇ。ではその勝機、示してもらいましょうか」
直後、アルドルフの背から翼が現れ、そこからあの目映い虹色の光が放たれた。
最初のコメントを投稿しよう!