聖騎士ラムナの憂鬱

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まずは談話室の中を隈無く探します。 私のバナナジュースはブドウ型の容器に入っているので、ブドウを探せばすぐに見つかる筈。 私は早速、皆さんが置いている鞄の中を 「何してんのさ」 ラムナ「わあっ!」 急に背後から話し掛けられました。私は成す術も無く床に崩れ落ちました。 酷いです。 以前私がレンさんに恥辱を味わわされたばかりだと知っての所業でしょうか。 悪逆非道です。 私はこの極悪人をぶん殴るべく、鼻息を荒くして立ち上がり、勇ましく振り返りました。 ラムナ「あ……レ、レンさん」 そこに立っていたのは、私の初恋相手兼幼なじみ兼王子様のレンさんでした。 でも5歳くらい年上なので私は敬語です。 レンさん抱いて下さい。
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