聖騎士ラムナの憂鬱

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「な、何だ?」 「お? どうかしたのか君?」 ラムナ「……」 嗚呼人生終わった。オワタ。 さっきはジュースの事で一杯で気付きませんでしたが、しかしよりにもよって私が突っ込んだ4人は勇者様たちでした。 しかも、私の両隣でポカーンとしているのは、5人いる勇者様の中でも取り分け身分が高いとされる、ローゼ様とマギム様。 ローゼ様は、勇者であると同時に王族の近い親戚。私なんかが軽々しく触れて良い方ではありません。 マギム様は、両親が王国の有権者。やはり私が軽々しく触れて良い方ではありません。 そんな2人を押し退けてしまって……ああローゼ様に至ってはおっぱいを掴んでしまっています。道理で柔らかいと思った。 聖騎士の、しかも見習いの私にあるまじき粗相。人生終わった。
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