侵攻

4/19
前へ
/783ページ
次へ
レン「これは……!」 成人男性であろうと目を覆いたくなるこの光景。騎士団は戦を知らない新参者も多く、彼らは今完全に恐怖に支配されている。この時点で既に勝敗は決した。 だが、シードのように戦を知る者や、レンのように恐怖に打ち勝つ心を持つ者は、この事実に気付いていながらも剣を引き抜き、構えた。 ベリト「……騎士故に……戦い……犬死にの道を……ゲホッ……選ぶか……」 シ-ド「貴様らは……魔族だな? 何故だ、我々に敵対関係は無い筈!」 ベリト「そう……思い込んだ……だけだ……。お前達……が……勝手に……」 公爵もゆっくりと剣を構え、そしてその横にウレムルを呼び寄せる。 ベリト「戦いは……とうの……昔……に……始まって……いた……」 ウレムルにゆっくりと跨がる公爵。 同時に、全ての魔物が騎士団に襲い掛かった。  
/783ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2017人が本棚に入れています
本棚に追加