2017人が本棚に入れています
本棚に追加
突然の目眩ましに腕で目を覆う公爵。
ベリト「小僧! 魔術を……心得……て……いるか……!」
レン「下級なものしか使えないが……、一瞬でも動きを止めれば十分!」
【光式輝きの発芽】
凄まじい光が公爵を包んだ。
ベリト「ぬうう……、前が……見……えない……!」
どうにか薄目で視界を得ようとする公爵だが、飛び込んでくる景色は白一色のみ。
ベリト「……ここまで……の魔術を……使う……か……。正直……恐れ入……った……ぞ……」
「だが……」と言葉を続けようとする公爵の首に衝撃が走った。
同時に、目を焼くような光がまるで嘘だったかのように消え失せる。
視界を得た公爵は理解した。先程の衝撃は、自分の首に聖騎士の剣が叩き付けられたものなのだと。
最初のコメントを投稿しよう!