I pink.

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「――で、他に言い残す事は?」 「…………」 皆、俺によって死屍累々の状況だ。 場所はイエローの実家。 「で?」 『ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴネンナサイキゴメンナサイゴメンンアサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴネンナサイキゴメンナサイゴメンンアサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴネンナサイキゴメンナサイゴメンンアサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴネンナサイキゴメンナサイゴメンンアサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴネンナサイキゴメンナサイゴメンンアサイゴメンナサイ』 全く、人が助けを求めてんのに見とれて助けなかった罰だ。 結局被害が拡大する前にバッシング・ブルーのデロリアンには逃げられたな。 今度会ったら骨も残さず抹消してやる。 「まぁまぁ、もう許してあげたら、むーちゃん?」 「駄目だ。つか、お前もだリリス。罰として1日こっちに来るな」 「がーん!リリスちゃん、超ショック!?」 何故に疑問形!? 「まぁいいや。それで済むんだから贅沢言うな」 「はーい」 リリスが元の次元に帰る。 こうして、俺達の1週間の楽しい休暇の初日が幕を閉じた。 休暇中はナンパ野郎とイケメンリア充が度々ちょっかい出してきたが、バッシング・ブルーが現れなかったのでとても有意義に過ごす事ができた。 明日はいよいよお別れか。 そう思うとなかなか眠れなかった。 襖を開け、虫が鳴く夜空を見上げる。 イエローの実家は日本独特の民家でこの近くで残っているのはかなり珍しいのだという。 「眠れないの?」 「ああ。短い期間の滞在とはいえ、名残惜しいからな」 イエローの母親が俺に話し掛けてきた。
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