I pink.

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シャワシャワミンミンと蝉が鳴く。 正直煩せぇのなんの。 それはそうとして、今俺達は海に向かっている途中だ。 最近、連戦続きと期末テストと高校の夏期講習で体力が奪われてた俺にとっては良い気分転換になるが。 「イエロー…まだか、流石に周りの景色見飽きてダウン気味だ」 マイクロバスの中は冷房が効いていて涼しい、が両サイドは木々に囲まれて殺風景なため、気分は乗らない。 今はイエローの膝枕でぐたりとしている。 イエローの実家は海に近いため、イエローの道案内の元、上司2人と仲間5人と共に向かっている。 「もう直ぐよ」 因みにイエローとグリーンは20歳を越えた大人である。 「むーちゃん、オトコノコ」 「いや、性別関係ないよ!?」 「…寧ろ変態狼にナンパされる勢いだな」 はいぃ!?何を変な事を仰ってるんですか、ブルーさんん!? つか、会話が全然噛み合って無い!! 「女子は少し静かにして貰えないか…特に夢見」 ぶち。 「勝手に俺を女子のカテゴリに混ぜるな!!てかレッド、俺の心の突っ込みを煩いとかマジで黙れ!!」 これでレッドとブルーはイケメンリア充鈍チン(主にレッド)だから尚更質が悪い。 初めて会合した時、この俺が不覚にもハーレムオーラで堕されかけた程だ。 因みに…俺は生物学上、雄の部類に入る。 見た目と体つきはまんま何処かの美少女ばり。 くっ……ショタピンクとか、なんっつーポジションだ。 「まぁまぁ」 「どーどー」 「俺は猛獣か!?」 ……はぁ、何か心配になってきた
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