I pink.

5/16
前へ
/59ページ
次へ
俺は最悪なコンディションのまま、目的地に到着。 さんさんと輝く太陽が反射して海は煌めいていた。 「はぁ、最悪だ」 「こらこら、折角海に来たんだから楽しまなきゃ損だろ」 レッド…腹筋有り得ない程ヤバス。 「そうそう♪」 イエロー、グリーン…その脂肪の塊が邪魔だ。 俺に対する嫌みか!? 因みに俺はスカートタイプのビキニの水着を着ている。 恥い、つか恥ずかし過ぎて爆散する。 ……スク水じゃ無いだけマシか。 「さっすが男の娘、何着ても似合う…。おねーさん羨ましいぞー!」 やっかましいわい。 むに。 「……」 むにむに。 「……」 背中に柔らかいものが当たる。 嫌がらせか!? ナイチチに対する嫌がらせなのか!? くそぅ、馬鹿にしやがって!! 「肩が凝るとか言い訳したらたこ殴りの刑だかんな!!」 この世は理不尽だ。 ここで不自然な感じに気づく。 「司令は?」 『我々なら既にここに居るぞ?』 ああ、成る程。 「そうか…ならちょっくらこの綺麗な砂浜にクレーターを着けてみたいんだが?」 駄目だ……限界が近い。 『え、マジで!?ちょっ…』 「『永久の闇空から…降り注ぐ…絶望の雨……降り注げ"ストライクメテオレイ…"』『わーわー、解った!出る、出るから被害を出さないで!!』…ちっ」 ぼすぼす。 「ほら、敵がどこから現れるか解らないし」 「余計なお世話じゃ、クソ親父供ぉーーーー!!」 『ぎゃあぁあぁぁあぁぁあああぁぁぁ!!』
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加