6人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は最悪なコンディションのまま、目的地に到着。
さんさんと輝く太陽が反射して海は煌めいていた。
「はぁ、最悪だ」
「こらこら、折角海に来たんだから楽しまなきゃ損だろ」
レッド…腹筋有り得ない程ヤバス。
「そうそう♪」
イエロー、グリーン…その脂肪の塊が邪魔だ。
俺に対する嫌みか!?
因みに俺はスカートタイプのビキニの水着を着ている。
恥い、つか恥ずかし過ぎて爆散する。
……スク水じゃ無いだけマシか。
「さっすが男の娘、何着ても似合う…。おねーさん羨ましいぞー!」
やっかましいわい。
むに。
「……」
むにむに。
「……」
背中に柔らかいものが当たる。
嫌がらせか!?
ナイチチに対する嫌がらせなのか!?
くそぅ、馬鹿にしやがって!!
「肩が凝るとか言い訳したらたこ殴りの刑だかんな!!」
この世は理不尽だ。
ここで不自然な感じに気づく。
「司令は?」
『我々なら既にここに居るぞ?』
ああ、成る程。
「そうか…ならちょっくらこの綺麗な砂浜にクレーターを着けてみたいんだが?」
駄目だ……限界が近い。
『え、マジで!?ちょっ…』
「『永久の闇空から…降り注ぐ…絶望の雨……降り注げ"ストライクメテオレイ…"』『わーわー、解った!出る、出るから被害を出さないで!!』…ちっ」
ぼすぼす。
「ほら、敵がどこから現れるか解らないし」
「余計なお世話じゃ、クソ親父供ぉーーーー!!」
『ぎゃあぁあぁぁあぁぁあああぁぁぁ!!』
最初のコメントを投稿しよう!