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その頃。
「ぐわぁーっはっはっはっ。気分はどーだね、ブレイブレンジャーの諸君?」
捕まっていた。
デロリアンの甲高いだみ声が辺りに響く。
「ぐ……力が…」
「出な、い」
「畜…生っ!」
「あ、胸に」
「えっちいのは止めっ…」
尚もデロリアンと、部下のミスミス、ノガスは笑う。
「なぁーにをした、デぇーロリ、アン!!」
「何、俺様は特別な事は、ぁ、してちょんまげなんつって。ただちみーっと蛸(たこ)と烏賊(いか)と海月(くらげ)を合体させただけよ、なぁーっはっはー」
蛸と烏賊の触手状の手足と、吸盤が獲物を捕らえ、海月の毒で体が麻痺し、いう事を利かない。
「『ウインドスラッシュ』」
すぱん。
「へ!?」
レッド、ブルー、グリーン、イエロー、上司2人に巻き付いていた合成生物の手足が断ち切られる。
「随分手の込んだ質の悪い悪戯だな、デロリアン」
そこに立つのは逆上間近の俺と、使い魔のリリス。
「貴様は確か…」
「……ショタピンクだ、ド三品」
うへ。我ながらショタピンクとか、自分で言っててキモいわー。
「…ピン、ク?」
やべぇ、レッドが「一体何言ってるんだ君は」みたいな顔してる。
しくったな、俺。
「『ウィークネス』」
取り敢えず仲間に状態異常回復の魔法を掛ける。
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