-・第2幕・-

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そうして、気ままにバイクを走らせ、行き着いた先は…… 海岸線沿いの、海がとても綺麗な、小さく静かな街でした。 『平和』……まさにそんな言葉がしっくりくる様な景色に空気感。 私は迷わずバイクを停め、海に向かって砂浜を歩き始めました。 国道を走るトラックや、車等の騒音は波音に掻き消され、日々の窮屈な気持ちは蒼天の元に晴れ渡る。 私は一人砂浜に座り、煙草に火を点しつつ暫しの間海を眺めていました。 時間を気にせず、周りを気にせず…… そんな時間は、田舎を出てから久しく味わっていなかった事を思い出し、少しだけ懐かしく思っていました。 そんな時……  
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