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「ねぇ、のんちゃん。ちょっと寄り道していいかな?先に学校行っていいから」
「そーうー。入学式遅れないでね」
「分かってる」
のんちゃんと別れ、歩き出す。
――ブワッ
大きな風が吹き、スカートが捲れた。
誰も見てないよねと左右確認。
「クマ柄」
後ろから男性の声。
振り向くと、同じ学校の男子生徒。
サラサラと茶色の前髪が、なびいていた。
美男子。
思わず目が奪われた。
恋の予感かも?
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