story1

9/17
前へ
/560ページ
次へ
着くずした制服に、片耳にクロスのピアスが印象に残る。 「わりぃ…パンツ見ちゃった」 ペロッと舌を出す。 「パ、パンツーー!」 ボボボと顔が熱くなり、立ち尽くす。 前言撤回、恋の予感あり得なーい。 さ…最悪ー。 恥ずかしすぎる… 「あっ…桜の花弁…」 「へっ…」 一歩ずつ彼は私に近付き、髪についた花弁を取ってくれた。 そして私の手のひらにのせる。 珍しい… ハートの形をしていた。 .
/560ページ

最初のコメントを投稿しよう!

307人が本棚に入れています
本棚に追加