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着くずした制服に、片耳にクロスのピアスが印象に残る。
「わりぃ…パンツ見ちゃった」
ペロッと舌を出す。
「パ、パンツーー!」
ボボボと顔が熱くなり、立ち尽くす。
前言撤回、恋の予感あり得なーい。
さ…最悪ー。
恥ずかしすぎる…
「あっ…桜の花弁…」
「へっ…」
一歩ずつ彼は私に近付き、髪についた花弁を取ってくれた。
そして私の手のひらにのせる。
珍しい…
ハートの形をしていた。
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