story1

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ザザーザザー波の音。 懐かしい… 昔、隣で誰かが弾いてくれたような… あっ、音が消えた。 終わっちゃったんだ。 「凄い…」 パチパチパチ一人拍手。 どうしてだろう… 自然と目から、ウルウルと涙が滲んでいた。 ――ガタッ 「誰?」 嘘!? 男の人…ヤバい…怒られる… 声が機嫌悪いのを表してる。 ――ガラッ 「キャッ!」 ドシンと誰かにぶつかった。 .
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