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案内された紅魔館の中は外観と同じく紅に統一されている
それよりも気になったのは外観よりも広く感じた館の広さだ
つか広すぎねぇか?
かなり歩いてんだが…
「着きました。ここでございます」
着いた場所には装飾の施された大きな扉があった
コンコン、と扉をノックする咲夜
「お嬢様。お客様をお連れしました」
「通していいわ」
扉から聞こえて来たのは凛とした少女の声
扉が開き中へ進む。薄暗い部屋には蝋燭の光が揺らめいていた
その奥にいた
とてつもない何か得体の知れない物を感じる者が
水色の髪に紅い眼をした少女‥彼女の背中には羽が生えている
例えるなら悪魔のような羽が
「ようこそ紅魔館へ
私が紅魔館の主のレミリア・スカーレット
種族は誇り高き吸血鬼よ…紅 正明…」
メイドの次は吸血鬼かよ…? 本当何でもありだな幻想郷‥それよりも
「何故名前を知ってる」
「ふふ、どうしてかしらね」
どうして力のある奴は話をはぐらかそうとするかね?
「招いてもらってなんだが何故俺を招いた
俺とアンタは面識は無い筈だが?」
「貴方の運命が面白そうだったからよ」
ニィっと口の端を吊り上げ笑うレミリアはその少女の姿に不釣り合いな意味深な感じを出している
どういう事だ?確かに普通の人とはずれた生き方だが‥大して面白くは無い
「ふふっ…
私の能力【運命を操る程度の能力】これで貴方の運命を見た
だから貴方に興味が沸いた…理解できたかしら?」
運命を操るってチートにも程があるだろう
誇張した力なら問題ないだろうが、本当ならば厄介な事この上無い
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