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「ヒィッ!!?」
錆びた機械が動くような音を出して後ろを向く美鈴は震えていた
俺も視線をそちらに向けると銀髪の女性がいた
格好は…メイド服!?
なんだこの館! 怖いな!
「まぁお仕置きは後でしてあげるわ
ようこそ紅魔館へ
私紅魔館のメイドをやっております十六夜咲夜と申します」
スカートの裾を持ち上げてお辞儀をする姿はとても上品だった
「ご丁寧にどうも。俺は紅正明という者だ
今紅魔館に来たばかりで美鈴に招待された者しか入れないと説明を受けてな
美鈴が落ち着いたら帰ろうと思っていた」
「その必要はありませんわ
貴方様はお嬢様よりお招きするように仰せつかっております」
お招きねぇ…そのお嬢様が誰かは知らない…が
「招かれた理由は知らんが招待に預かろうかね」
「では此方へ」
咲夜の後を進み壊された門をくぐる
途中、美鈴の悲鳴が聞こえた気がしたが…はて?
さて俺を招いたお嬢様とやらは一体どんな奴なんだろうね?
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