バラ色の大学生活

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サークルメンバーの数は不明で、活動も特になし。 絶版になった本を見つけたらサークル費で買って、部のコレクションにする。 そして、サークルでそれを共有するというあまり生産性のないサークルなのだ。 だから、いつもここに読みにくる時は誰もいないし邪魔をされる事もない。 そう思い込んでいた俺は、この時間帯がいつもと違うという事を完全に忘れていた。 「あっ」 人がいた事に驚いたのか、部屋のドアを開けた人物が驚きの声を上げた。 それは当然俺も同じで、入って来た女の子をまじまじと見つめてしまう。
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