バラ色の大学生活

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「新多お前って奴は……。詳しく説明してもらおうじゃないか、そのドッペルゲンガーとやらを」 昼休みのカフェで青筋を浮かせた渉が、腕を組んで俺を睨みつける。 さっきのドッペルゲンガー発言の後は散々な物だった。 何せ、叫んだ渉と事の元凶である俺は教授にうるさいとつまみ出されたのだから。 渉が怒るのも無理はない。 「あれはホントごめん。でも、俺マジで見たんだよ」 涙目で訴える俺に、渉は幾分視線を和らげた。
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