バラ色の大学生活

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「聞いてやるから話せ」 渉の号令で俺は決壊した川のように話し出した。 話せば話す程自分でも混乱する。 「……で?何がドッペルゲンガーだって」 それまで黙ってそんな俺の話を聞いていた渉は、さっきよりも青筋を浮かせて俺に問いかける。 「えっ?だから、言ってるだろ。サークルにいた女の子だよ。昔、俺を振った一番目の元カノにそっくりなんだ。やっぱ俺死んじゃう!」
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