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「ばーか、悪用なんて以ての外だ。でもまぁ、サークル部員同士なんだし名前ぐらい教えてやるよ。それ以上の個人情報は無理だけどな。どんな子だ?」
珠理ちゃんの言葉にパッと顔を上げると、鞄からスナップ写真を一枚取り出した。
「この子なんだけど……」
俺が指差した先の女の子を見て、珠理ちゃんはあぁと頷いた。
「この子だろ?お前と同じ一年のみこっちゃんじゃん。それにしても何で新多がみこっちゃんの写真持ってんの?」
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