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・・・
「それでは、試験召喚大会4回戦を始めてください」
ん?翔子がこっちによってきたな、なんか用か?
「・・・裕介、友里。私は負けない」
翔子はただならない威圧感を俺にあたえ、去っていった。
まさかの宣戦布告か?
翔子は優勝したい理由があるのかな?
ま、今回は勝ちをあげるけどな。
「ゆう君、どうしたの?」
「いや、なんもないよ」
ほんとはいろいろとなんもあるけどな。
「「「「試獣召喚!」」」」
『Aクラス 霧島翔子
数学 463点
&
Aクラス 木下優子
380点』
さすが強いなぁ
『Aクラス 椎名友里
数学 391点
&
Fクラス 不知火裕介
8点 』
「「「・・・・」」」
沈黙か。今回観客もいる分沈黙は結構辛いなぁ。
「なんか、その、ごめんなさい」
俺はこの空気に耐えられずあやまるしかなかった。
あ、観察処分者ってもう解除してくれたのかな?
もししてなかったらそうとう痛そうなんだけどな。
でもここまで勝ち上がっておいて棄権って不自然だよね・・・
どうしよう
どうしようもないな
解除されてることを願っておくか。
「ゆう君?これは私に喧嘩を売ってるってことでいいのかしら?」
わけがわからない
「いやいや、俺数学できないって言ってなかったっけ?」
「それでも8点はないでしょ。3回戦で500点overってきいたから警戒してたのに・・・」
優子さんはあきれてるのか?でも苦手は苦手なんだからしょうがないだろうに。
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