第十二問 『4回戦』

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「ねぇ、知ってるかしら?」 ん? 「私表向きの趣味は普通で通ってるのよ?」 この人はなにを言い出すんだ? 「それがどうしたんだ?」 お、そろそろ優子さんの召喚獣の間合いに入るな。 やっとこの召喚大会が終わる。懸念してた最後のフィードバックもこんな感じで負われるしいい終わりだな。 「だから私のBLなんて趣味が広まるわけないのよ。なのに何人かFクラスの人が知ってたみたいなのおかしいわよね」 「秀吉が言ったんじゃないのか?」 秀吉はなんだかんだで抜けてるところあるからな。 「私も最初はそう思ったわ。けど体に聞いても違ったのよ」 体に聞くって・・・ 「へぇー、どうでもいいけどさっさと終わらせようよ」 趣味なんてどうでもいいからはやく終わらせて欲しい。 「そうね。はやく終わらせましょうか」 そういって優子さんの召喚獣が重心を下げ構える。 構える? 「優子さん?構える必要はないと思うんですけど」 そういった瞬間 俺は腹に強烈な痛みを感じた。 「痛ぇええぇえええぇえ!!」 「だから、あなたが犯人だと思ったわけ」 俺の召喚獣は見事に腹が貫かれていた。 痛いはずだよ・・・! 「で?あなたが犯人なのかしら?」 いつのまにか優子さんは俺の腕を曲がるはずのない方向に曲げながら問いかけてくる。 拷問か・・・?
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