第三問 『Bクラス戦』

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突然だがここで<試召戦争>の詳しいルールを説明したいと思う 一、原則としてクラス対抗戦とする。各科目担当教師の立ち会いにより試験召喚システムが起動し、召喚が可能となる。なお、総合科目勝負は学年主任の立ち会いのもとでのみ可能 二、召喚獣は各人1体のみ所有。この召喚獣は、該当科目において最も近い時期に受けたテストの点数に比例した力をもつ。総合科目については各教科最新の点数の和がこれにあたる 三、召喚獣が消耗するとその割合に応じて点数も減算され、戦死に至ると0点になり、その戦争を行っている間は補習質にて補習を受講する義務を負う 四、召喚獣はとどめを刺されて戦死しない限りは、テストを受けなおして点数を補充することで何度も回復可能である 五、相手が召喚獣を呼び出したにも関わらず召喚を行わなかった場合は戦闘放棄とみなし、戦死者同様に補習室にて戦争終了まで補習を受ける 六、召喚可能範囲は、担当教師の周囲半径10メートル程度(個人差あり) 七、戦闘は召喚獣同士で行うこと。召喚者自身の戦闘参加は反則行為として処罰の対象となる 八、戦争の勝敗は、クラス代表の敗北をもってのみ決定される。この勝敗に対し、教師が認めた勝負である限り、経緯や手段は不問とする。あくまでもテストの点数を用いた『戦争』であるという点を常に意識すること 等々である
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