第三問 『Bクラス戦』

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・・・ あれだよな、しょうがないよな 昨日、明日頑張るっていったけど 朝は弱いんだよね はぁ・・・ どんなにいいわけをしてももう今は9時なんだよね、それはどんな綺麗事やお題目をならべても・・・ まぁ、遅刻だよね しかも、どんなに急いでも間に合わないよねこれ ・・・ ガラガラ 「やぁやぁ、みなさんお待ちかね。みんなのアイドル不知火君の登場だよー」 シーン あれ?もしかしてシリアス展開だったりしたのかな・・・? 「バカはほっといて・・・とりあえず聞こうか」 雄二ぃ・・・ さらにみんなの視線が痛い・・・ 「根本君の着ている制服が欲しいんだ」 明久にいったいなにが? 「・・・お前に何があったんだ?」 雄二もわからないのか 「ああ、いや、その。えーっと・・・」 ん?これは変な意味じゃないみたいだな 「まぁいいだろう。勝利の暁にはそれくらいなんとかしてやろう」 雄二もなんか悟ったみたいだ それにしても昨日のことを誰かにきいたほうがいいな うーん、秀吉あたりにきくかな 「秀吉ー」 「なんじゃ?」 「昨日俺が強制ログアウトされたあとから今までのことをききたいんだが」 「うむ、それならーー」 俺は秀吉から今までのことをきいた 「秀吉大活躍だったんだな」 「大活躍ってほどでもなかったがのう」 「いやいや、それ秀吉がいたからこそできた作戦じゃないか。すごいよ」 「それほどでもないがのう」 照れてる顔も可愛いよ、秀吉 「おい、裕介ー」 「・・・」 「裕介よ、呼ばれておるが?」 「あれは絶対にめんどくさい頼みに決まってる・・・」 「じゃが、ワシは裕介に手伝って欲しいがのう」 「秀吉、俺いってくるよ」 秀吉の頼みならしょうがないな 「頑張ってくるのじゃ」 そう秀吉に後押しされながら俺は雄二のもとに向かう
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