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「もういっちょぉっ!」
「まだまだぁ!」
俺と明久は召喚獣をつかい壁を壊そうとしていた
だが俺と明久の召喚獣は拳で殴っているそれがフィードバックするんだから・・・明久をふとみると、明久も拳から血が出て教室に血だまりができていた
「はぁぁっ!」
「これでぇっ!」
「だぁぁーーしゃぁーっ!」
ドゴォッ
豪快な音たて、Bクラスにつながる道が生まれた
「ンなっ!?」
崩れた向こうには驚いて引きつった根本の顔があった。きめぇ
「くたばれ、根本恭二ぃーっ!」
「遠藤先生、Fクラス不知火裕介がーー」
『Bクラス山本が受けます!試獣召喚!』
「くっ!近衛部隊か!」
『な、アイツの点数なんなんだ!?』
ん?俺のことか?英語とか覚えるだけだからなー、しかも今回はテスト前に教科書みたし
<不知火裕介 387点>
「Aクラスレベルじゃないか・・・近衛部隊アイツを囲んで倒せ!」
『は、ははっ!驚かせやがって!残念だったな!お前らの奇襲は失敗だ!』
いやいや、俺と明久の奇襲は成功だ。近衛部隊全員に囲まれている。これで俺らの目的は達成したんだよ
ここで急に話は変わるが教科の特性を説明しよう
各教科にはそぞれ担当教師がいて、その先生によってテスト結果にも特徴が現れる
例えば、数学の木内先生は採点が早い
例えば、世界史の田中先生は点数のつけ方が甘い
例えば、今一緒にいる英語の遠藤先生は、多少のことは寛容で見逃してくれる
では、保健体育は?
保健体育は採点が早いわけでも、甘いわけでもない。遠くにいる相手に戦闘を仕掛けられるわけでもなければ、豹しやすい先生というわけでもない
保健体育という教科の特性。それは、教科担当が体育教師であるが為のーー
ダン、ダンッ!
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