第三問 『Bクラス戦』

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「もういっちょぉっ!」 「まだまだぁ!」 俺と明久は召喚獣をつかい壁を壊そうとしていた だが俺と明久の召喚獣は拳で殴っているそれがフィードバックするんだから・・・明久をふとみると、明久も拳から血が出て教室に血だまりができていた 「はぁぁっ!」 「これでぇっ!」 「だぁぁーーしゃぁーっ!」 ドゴォッ 豪快な音たて、Bクラスにつながる道が生まれた 「ンなっ!?」 崩れた向こうには驚いて引きつった根本の顔があった。きめぇ 「くたばれ、根本恭二ぃーっ!」 「遠藤先生、Fクラス不知火裕介がーー」 『Bクラス山本が受けます!試獣召喚!』 「くっ!近衛部隊か!」 『な、アイツの点数なんなんだ!?』 ん?俺のことか?英語とか覚えるだけだからなー、しかも今回はテスト前に教科書みたし <不知火裕介 387点> 「Aクラスレベルじゃないか・・・近衛部隊アイツを囲んで倒せ!」 『は、ははっ!驚かせやがって!残念だったな!お前らの奇襲は失敗だ!』 いやいや、俺と明久の奇襲は成功だ。近衛部隊全員に囲まれている。これで俺らの目的は達成したんだよ ここで急に話は変わるが教科の特性を説明しよう 各教科にはそぞれ担当教師がいて、その先生によってテスト結果にも特徴が現れる 例えば、数学の木内先生は採点が早い 例えば、世界史の田中先生は点数のつけ方が甘い 例えば、今一緒にいる英語の遠藤先生は、多少のことは寛容で見逃してくれる では、保健体育は? 保健体育は採点が早いわけでも、甘いわけでもない。遠くにいる相手に戦闘を仕掛けられるわけでもなければ、豹しやすい先生というわけでもない 保健体育という教科の特性。それは、教科担当が体育教師であるが為のーー ダン、ダンッ!
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