第五問 『Aクラス戦』

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今日はBクラス戦から点数補充テストを終えた次の日である 「まずは皆にお礼を言いたい。周りの連中には不可能だといわれていたにも関わらずここまでこれたのは、他でもない皆の協力があってのことだ。感謝している」 壇上の雄二が素直に礼をいっている 「ゆ、雄二、どうしたのさ。らしくないよ?」 明久の言う通りだ 「ああ。自分でもそう思う。だが、これは偽らざる俺の気持ちだ」 へぇー 「ここまできた以上、絶対にAクラスに勝ちたい。勝って、生き残るには勉強いいってもんじゃないという現実を、教師どもに突きつけるんだ!」 『おおーっ!』 『そうだーっ!』 『勉強だけじゃねぇんだーっ!』 皆の気持ちが1つになっている。戦い前にいいことだな 「皆ありたとう。そして残るAクラス戦だが、これは一騎打ちで決着をつけたいと考えている」 一騎打ちか。ふーん、おもしろいな・・・ みんな驚いているようだ。でも明久が驚いてないのが不思議でたまらない 『どういうことだ?』 『誰と誰が一騎打ちをするんだ?』 『異議あり!』 『それで本当に勝てるのか?』 雄二がバンバン、と机を叩いて皆を静まらせる そこは『静粛に!』とかいわないのか? 「落ち着いてくれ。それを今から説明する。やるのは当然、俺と翔子だ」 へぇ・・・姫路達じゃないのか てことは翔子に弱点があるのか? まぁ、あるから一騎討ちするんだろうがな なら、だいたい今回のAクラス戦は読めたな。今は寝て明日に備えておくことが重要かな そう考え俺は机に突っ伏すことにした
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