第五問 『Aクラス戦』

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・・・ 「ねぇ、裕介おきてよ」 この声は明久か・・・、前にも言ったが美少女に起こしてもらいたかったんだがな・・・ 「どうした?俺まだすることあるか?」 「うん。一緒に宣戦布告にいこうよ」 「・・・」 「明久ー、行くぞ」 どうしよう、ここで断っても大丈夫かな? いや、さすがに怪しまれるかね しゃーないけど行くか! 「はぁ・・・」 俺はため息をつきながら明久たちについていく ・・・ 「一騎打ち?」 「ああ。Fクラスは試召戦争として、Aクラス代表に一騎打ちを申し込む」 前までは明久1人でやっていたらしい宣戦布告も今回は雄二に明久、姫路、秀吉、ムッツリーニ、俺と多人数できている 俺来る意味あったのか? 「うーん、何が狙いなの?」 「もちろん俺たちFクラスの勝利が狙いだ」 秀吉の姉さんが怪しむのも無理はないな。下位クラスである俺たちが一騎打ちという個人の力の差が明白にでる勝負を申し込んでるんだからな てか、このAクラスの設備豪華だな。Fクラスとは天と地だよ あれで俺も授業をうけてみたいよ それにしても、結構可愛い娘いるなぁ ん?あれは友里か、翔子となんか話してるな 雄二の策でも読もうとしてるのかね? まぁ、元気そうでなによりだよ 「・・・それって脅迫?」 あー、話きいてなかったよ せっかく雄二のいままでの策の予想を答えあわせでもしようとおもってたのに 「人聞きが悪い。ただのお願いだよ」 「うーん・・・わかったわ。何を企んでいるのか知らないけど、代表が負けるなんてありえないからね。その提案受けるわよ」 「え?本当?」 明久が声をあげる、あんまりにもあっさりと返事したから驚いたのかな?これですむわけないのに 「でも、こちらからも提案。代表同士の一騎打ちじゃなくて、そうだね、お互い3人ずつ選んで、一騎打ち3回で2勝ったほうの勝ち、っていうのなら受けてもいいよ」 ですよねー 「待ってー、ここは念を押して5回勝負にしておこうよ」 Aクラス、さすがに慎重だな 「なるほど。こっちから姫路が出てくる可能性を警戒しているんだな?」
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