第六問 『隠し事』

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まずは落ち着くことだ 何事も落ち着いて取り組まないとうまくいくものもいかなくなるからな よし、ここは朝に嘘を加えるか 「いやー、実は今日の朝はちょっと秘密裏に学園長に呼ばれててさ。なれない早起きなんてするもんじゃないな、今でも眠いよ」 学園長に朝会ったのは本当 でも秘密裏に呼ばれたのは嘘。本当は俺自らが用事があったんだからな 嘘というのは真実をまぜたほうがうまくつける そうだれかが言ってたきがする 「へぇー、そうだったんですか」 「学園長に呼ばれるなんて裕介なにかしたの?」 「・・・」 それぞれ思ってることはあるだろうがこれは誰も嘘だと見抜けられないだろう せいぜい怪しいって思うレベルだ わかったらそれこそ読心術だよ 「明久、秘密裏によばれたのにーー」 「わたしはそんなガキに用事なんか言った覚えないよ。確かに朝に話はしたけどね」 は? なんでここにいるんだよーー! 意味わからん! これは理不尽だろう! 「なんでここにいるんですか、ババア」 俺は怒りを隠しきれない 「そんなのAクラスとFクラスの勝敗をみにきたにきまってるじゃないか。これでも学園長だからね。まぁ、やっぱりAクラスの勝ちみたいだねぇ」 「そうですか。じゃあ俺はこれで」 俺は逃げるを選択した 「・・・待ちなさい」 「おい、裕介逃がしはしないぞ」 「不知火は嘘が上手みたいね!」 「不知火君残念でしたね」 「??」 しかし、回り込まれた それに、みんな完璧に嘘だと確信しやがった。いや明久を除いて 俺この数分不幸すぎやしないか?
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