第六問 『隠し事』

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「ならば!三十六計逃げるに如かず!」 俺は部屋から駆け出した ・・・ 「待ちやがれ!」 雄二は追ってきてるみたいだな 「誰が待てといって待つかバーーごふぁっ!」 後ろを向いた隙に雄二の一撃が俺の頬に入る 「なんで・・・!なんでいままで連絡いれてこなかった!」 ・・・? 「いれる必要あったか?」 痛い頬をなでながらそう言う 「あたりまえだろうが!俺たちがどれだけ探したと思ってるんだ!」 えーと、俺の名前は他校とかには広まらなかったんだな。まぁ、広まらないようにしたんだがな 「あー、探してくれたのか。それについては謝るよ。ごめん、でもーー」 「・・・ごめんなさい」 「へ?」 いつの間にか翔子も追いついてた。てかなぜ俺のセリフにかぶせてきたし 「・・・裕介があの時ーー」 「あー!あれは俺のせいだよ。だからあやまらないでくれよ。俺も心配かけたみたいだからな。おあいこだな。・・・あ!やっぱりちょっとお願いをきいてくれるか?」 俺もセリフをかぶせる 「・・・なに?」 「俺が桐原だって友里のやつに言わないでくれるか?」 「だが断る」 「・・・無理」 なに・・・?しかも無理だと? 「2人ともなんで・・・?」 「俺が翔子に捕まったんだおまえも道連れに決まってるだろ?」 雄二それはいろいろ意味がわからない 「・・・もうメールした」 なん・・・だと・・・ 再び俺は駆け出した 「おい、待て裕介。話はーー」 「・・・雄二は私とデートにいく」 「それはあとででもいいだろ!」 「・・・いますぐ」 バチバチッ え? 俺は後ろをチラッと見ると雄二は意識を失ってるみたいだった なにしたんだよ翔子・・・
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