第七問 『後日』

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Aクラス敗北の次の日 ガラガラ 「Fクラスのみんな、おはよう」 『『『誰だよ』』』 「みんな、ひどいなぁ」 俺はもう隠すこともないと思って黒髪にもどしカラコンもはずし、似合わないと言われたメガネものけた 『いや、ほんとに誰だ?』 『こんなイケメン俺らのクラスにいたか?』 『イケメンならここにもいるけどな』 『え?ここにもいるぞ?』 このクラスはさすがだな 「不知火だよ不知火裕介」 『『『はぁ?』』』 Fクラスのみんなは声をそろえて驚いていた 「裕介がまさか桐原君だったなんてびっくりだよ」 そういって明久がいつも通りに話しかけてくる ・・・杞憂だったな 「ああ、いろいろ隠す事情があったからな」 「で?不知火はなんで隠してたの?」 「・・・謎」 「それは雄二達が関係してたりするんだよなー」 「そうだな、昔ちょっといろいろあったんだよ」 「ふーん」 「それよりさ、ちょっと来てよ雄二」 「ん?なんでだ?」 「いいから、ちょっと」 そういって俺は廊下に雄二を連れて行く ・・・ 「で、なんの用だ?」 雄二が見るからにめんどくさそうにきいてくる 「いや、友里のことなんだが。なんで俺に好意もってんの?」 「あ?なんで俺にきく、本人にきけよ」 「いや、ききにくいだろ常識的に考えて。だが、おまえは昨日俺も道連れとか言ってたよな、なにか知ってるんだろ?」 「翔子と同じゃないのか?」 「?、翔子?わからん」 「あの事件だよ」 「はぁ?わけわからんーー」 「おい、おまえらさっさと席につけ、って不知火か連日遅刻じゃないとは珍しいな」 鉄人がそういってFクラスに入ろうとする 「昨日の今日ですからね、そりゃ早く来ますよ。てかうちの教室になにか用事ですか?」
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