第八問 『恐怖の鬼ごっこ』

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しかもだ いつのまにか友里はスタンガンをもってくるし、状況は刻一刻と悪化してる。 「翔子!落ち着け!」 「・・・私はいつでも落ち着いてる」 ん?あれは・・・ 「雄二か!」 (裕介状況は同じようだな) (そうみたいだ) (ここは協力してピンチを潜り抜けないか?) (そうだな、それが最善手だと思う) (よし!ならば俺が友里の気を引く。お前は翔子の気を引くんだ) (了解!) この緊急アイコンタクト通信 時間にして0.8秒! 「翔子!雄二が結婚してくれって言ってるぞ!」 俺はそう叫ぶ。 「・・・雄二やっとその気になってくれた」 予想通り、翔子の足は止まった。 「な!?」 雄二も一瞬止まるがすぐに持ち直し、 「友里!裕介が新婚旅行はどこがいいって言ってるぞ!」 とかぬかしやがった。 「し、新婚旅行なんて・・・ち、ちゃんと段階を踏んでいこうよ」 友里は赤くなりながら走りを止める。 ・・・まぁ、2人に足止めは成功したみたいだな。 「雄二今だ!」 「おうっ!」
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