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「で?俺に頼むなんてそんなにこの学際に思い入れなんかあるのか?」
じゃなかったら雄二が俺にお願いなんかしないだろうしな。
「うん、実はね姫路さんが転校するかもしれないんだ」
「ま、まさか例の計画が発動したというのか・・・」
とりあえず俺は厨二病を装いこの発言の真偽を確かめる。
「ふざけてる場合じゃないのじゃ」
「ごめんなさい」
素直に謝ろう。どうやら嘘じゃなかったみたいだ。
「で?俺が手伝ったら転校はどうにかなるのか?」
これ結構重要。なぜ人の転校と俺が働くのが関係するのか・・・
「不知火にはその容姿をいかしてウェイターをやってもらうのよ」
きいてないし、それにどういかせと?
「それが姫路の転校阻止に繋がるのか?」
再度問いかける。
「ああ、繋がるだからやれ」
雄二・・・本当は俺だけがさぼってるのが気に食わないとかじゃないのか?
ん・・・?もしかして姫路は親に転校を勧められている?
・・・十分にあり得る話だな。明久がやる気を出してるのにも納得がいく。
なら、その理由の1つにクラス設備の悪さが浮かぶだろうな。
そしてこの中華喫茶で売り上げをあげて改善するきか?
だとしたら売り上げをあげるには労働力はたくさん欲しいわけだ。
「はぁ・・・、めんどくさいがそういうことなら気が向いてるうちはやってやるよ」
「ありがとう、裕介!」
こうして俺はクラスの出し物の中華喫茶を手伝うことになった。
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