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「それは俺がウェイターするって約束じゃなかったの?」
とりあえず俺は屁理屈を通してみる。
「はぁ・・・裕介よ。めんどくさいかもしれんが手伝ってくれんか?」
秀吉はあきれてるみたいだ。
しかし、いくら秀吉の頼みでも俺は放課後に学校にのこるなんてことしたくない。帰りたい。
「俺はね、放課後学校にのこったら死んじゃう病にかかってるんだ・・・」
「・・・」
「・・・」
2人の視線が痛い
「あ、ごめん嘘だから、冗談だから、ちゃんと手伝うから。だからそんなかわいそうな子をみるような目でみないで」
俺は2人の準備計画とやらを手伝だった。
・・・
「あーあ、なんか手伝わされるし。しかも、秀吉と帰れないとか俺はなにをしに学校にきたんだろうか?」
「んー、それは私に会いにきたとか言ってくれるとうれしいかな?」
え?
「な、なんでここにいるの友里?」
「それはね、雄二に会ってね。そろそろ帰るぐらいじゃないかって。だから靴箱で待ってたんだよ?」
雄二ぃぃぃぃいぃぃ!
あのクソやろう!覚えておけよ!
「あ、あの怒ってないのですか?」
俺は爆弾を処理するように、刺激をあたえないよう丁寧に質問をする。
「えー?それはゆう君しだいかな?」
どういうことだ・・・?
まぁ、予想できるのはろくでもない頼みをしてきそうってことぐらいか?
「それはどのようなことをすればよいのでしょうか?」
俺は警戒を緩めず丁寧に質問する。
ここ逃げるのは愚策だ。もし、怒ってなかった時にまた怒りを再発生させることになるのだから。
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